下中座の概要
団体名称 | 相模人形芝居下中座 |
指定状況 | 昭和28年(1953年) ― 神奈川県無形文化財 昭和51年(1976年) ― 神奈川県無形民俗文化財 昭和55年(1980年) ― 国指定重要無形民俗文化財 |
代表者名 | 座長 佐藤 光昭 |
発祥/設立 | 江戸時代中期から後期(伝承による)/昭和28年(1953年) |
所在地 | 神奈川県小田原市小竹 |
主な活動場所 | ①小竹公民館(神奈川県小田原市小竹1761番地) ②橘タウンセンターこゆるぎ(神奈川県小田原市羽根尾281番地の3) ※活動場所に事務局機能はございません |
主な公演先 (50音順 敬称略) | 小田原市尊徳記念館 小田原市三の丸ホール 小田原市生涯学習センターけやきホール 小竹公民館 小田原駅ビル「ラスカ小田原」 川崎市立日本民家園 …その他ご依頼により多数出演させていただいております。 |
活動事業 | 相模人形芝居の伝承と上演 及び上記に付帯する活動 付帯活動のうち、主なものはページ内以下参照の事。 |
その他 | インターネットにおける情報発信手段は下記の通りです。 ①本ウェブページ ②公式ブログ ③SNS ・Facebook(@Shimonaka.Za) / ・Instagram(@shimonakaza) 紙面媒体における情報発信手段は下記の通りです。 ・ニュースレター『下中座だより』(季刊誌) |
略歴
正徳期 | このころ、小竹の人形がはじまったとされている(伝承による)。 当時は三人遣い人形技術の普及前であったため一人遣いと考えられる。 |
天明期 | 小竹の人形における三人遣い操法がはじまる(伝承による)。 |
天保12年 (1841年) | 「天保の改革」による諸芸禁止令。小竹の村人は横穴等にかくれて人形を遣った(伝承による)。 |
幕末・明治初期 | 小竹地区の名主 小澤八郎右衛門により小竹の人形が再興される。 |
明治中期・後期 | 名古屋や静岡地区、大阪の人形遣いが小竹に来訪。 |
明治41年 (1908年) | 江戸の人形遣い 西川伊佐子(のち、西川伊左衛門)・語女夫妻が小竹に定住。 小竹をはじめとし、四之宮(現在の平塚市四之宮)、林、長谷(ともに現在の厚木市)の人形を指導。 |
昭和26年 (1951年) | 神奈川県文化財専門委員(当時) 永田 衡吉氏による人形芝居の調査が行われる。 |
昭和28年 (1953年) | 林、長谷の人形座とともに「相模人形芝居」として神奈川県無形文化財に指定される。 この時「下中座」と改称する。 初代座長に小澤 彌太郎 氏。 |
昭和40年 (1965年) | 2代目座長 小澤 孝蔵 氏就任。 |
昭和46年 (1971年) | 林、長谷の人形座とともに「相模人形芝居連合会」を結成する。 同年、3座は(「相模人形芝居連合会」として)国の無形民俗文化財に選択される。 |
昭和49年 (1974年) | 初代座長 小澤 彌太郎 氏 没。享年76歳。 |
昭和50年 (1975年) | 小田原市教育委員会文化財保護課主催での後継者育成事業(下中座後継者育成講座)が開講される。 |
昭和55年 (1980年) | 国指定重要無形民俗文化財となる。 同年、下中座後継者育成事業として「一日入門教室」を実施。 同年、神奈川県立二宮高等学校 古典文学鑑賞部での伝承活動を開始。 (その後「相模人形部」と改称し、伝承活動は継続中) |
昭和62年 (1987年) | 3代目座長 岸 忠義 氏就任。 |
平成3年 (1991年) | 後継者育成事業として「下中座相模人形教室」を実施(主催:下中座)。 |
平成9年 (1997年) | 2代目座長 小澤孝蔵 氏 没。享年97歳。 |
平成10年 (1998年) | 機関誌 『相模人形芝居下中座の歩み』発刊。 |
平成14年 (2002年) | 小田原市立橘中学校 相模人形クラブ での伝承活動を開始。 |
平成24年 (2012年) | 小田原市立下中小学校での伝承活動を開始。 |
平成25年 (2013年) | 4代目座長 林 美禰子 氏就任。 同年、3代目座長 岸 忠義 氏 没。享年87歳。 |
平成29年 (2017年) | 後継者育成事業として「下中座相模人形教室(第2回)」を実施(主催:下中座)。 |
令和5年 (2023年) | ニュースレター『下中座だより』の発行活動を開始。 |
令和7年 (2025年) | 5代目座長 佐藤 光昭 氏就任。 |
※現在に至る※ |
下中座の活動

相模人形芝居の伝承と上演
稽古を通じて相模人形芝居に伝わる演目や技芸の習得と次世代の担い手育成を行います。
上演活動を通じ、普及活動を行います。
近隣の学校と連携し、部活動やクラブ活動、授業として若年層への伝承・普及活動も行っております。
メインの活動は上に掲げた通りですが、付帯して以下の活動も行っております。
細かな点を挙げると多岐にわたるため、代表的なものを紹介します。

創作演目の上演
古くから伝わる演目の他に、地域に伝わるお話等を基にした、創作演目を制作し、上演しております。

ニュースレター企画
下中座の活動や演目や人形等の解説を載せたニュースレター『下中座だより』を、年間4回・季節誌として企画・制作・配布を行っております。
上演演目など詳しい説明は、下記「下中座プロフィール」を御覧ください。
なお、内容は2018年(平成30年)時点のものとなります。現在は一部変更となっている箇所がございますので。
ご注意下さい。